「設計の答えは、いつも土地の中にあります。この家の敷地に立ったとき、主役にするべきはあの一際美しい山の稜線だと確信しました。
『日当たりを求めて南に開く』という家づくりの常識にとらわれず、この景色と暮らすことを最優先する。周囲の視線を気にしてカーテンを閉め切る南向きの窓よりも、北側の安定した光で稜線を一望できる開放感を選んだのです。
周囲の視線が気になる方向は壁で守り、絶景に向かっては大胆に開く。そんなメリハリのある設計により、日中はカーテンを引かなくても外の世界とゆるやかに繋がれる、開放的な平屋が完成しました。」